身近な虫と植物と。

主に生物、植物について書こうかなと思っています。

セミについての疑問と考察

こんにちは、はじめましての方も多いと思います。
日々の疑問や調べたことをどこかに書き留めておけないか…と思いブログをはじめてみることにしました。
主に自分の興味のある分野である生き物、植物辺りについてつらつらと書いていこうかなと思っています。
私自身は農学部森林系卒のアラサー主婦で、現在は結婚し子育てをしています。時間に制約のある中での更新になるので、不定期になるかもしれませんがのんびりとお付き合いいただけたらなと思います。


さて。前置きはこのくらいにして。私は今切迫早産で入院しているのですが、あまりにも暇なので毎日本を読んだりしているんですね。

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日本の昆虫 三木卓 著 

この本を読んでいるときに、クマゼミは午前中しか鳴かない。と書いてあったんです。
セミ、と言えば夏の風物詩。知らない人はいないであろう虫ですよね。うるさいし、おしっこかけるし、死んでると思ったらいきなりジジジジジーとかいって動き回りだしたり…
でも。身近な虫なのに、私セミのことほとんど知りませんでした。近すぎて余計に調べよう!と思ったこともなかった。そんなセミについて、今回は書こうかなと思います。

セミは世界に1500~3000種類いると言われているようです。なんでこんなに差があるんだ?分類の問題かしら…

神奈川県立生命の星・地球博物館ホームページでは1500種との記載がありました。
http://nh.kanagawa-museum.jp/tenjiguide/500/variety/500_003.html

学研キッズネットでは1600種と言ってますね。
https://kids.gakken.co.jp/kagaku/nandemo/0908_1.html
3000種と書いているのはネット上だとWikipedia
正確には1500~1600種類と言った所でしょうか。

日本には約30種類生息しています。

日本セミの会という研究会もあったりしますよ。
http://japancicadaclub.main.jp/jp/
ちょっと面白そう。個人会員は年会費5000円らしい。

セミの分類はカメムシ目です。
むかしは半翅目(Euhemiptera)のうちのヨコバイ亜目(同翅亜目)に分類されていたのですが、研究が進むにつれて分類が変わったため今はあまり使われておらず、現在では半翅目のうちの頸吻群(Coleorrhyncha)に分類されているみたい。セミ以外にはヨコバイ、ウンカ、アワフキムシなんかもいます。
分類ってすごく重要だし近い系統を知るのにはとても役にたつけど、難しいんだよなぁ…まだはっきりとわけられていないものも多いし。


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        従来の分類

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        現在の分類

この分類については現在も議論されているみたいなので、今後もまた変わる可能性は大いにありますね。

つらつらかいていたらめっちゃ長くなりそう。
日本のポピュラーなセミについては次の記事でかくことにします。